【スマート フォーツー/フォーフォー 新型】セグメントトップクラスのスペースユーティリティ

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スマート フォーツー(左)、フォーフォー(右)
スマート フォーツー(左)、フォーフォー(右) 全 8 枚 拡大写真

メルセデス・ベンツ日本から導入された新型『スマート』は、メルセデスの最新テクノロジーを惜しみなく投入したメルセデス生まれのシティコンパクトだという。

3代目となるスマートは、2人乗りの『フォーツー』に加え、4人乗りの『フォーフォー』も同時にラインナップすることで、「ユーザーの選択の幅を広げた」と述べるのは、メルセデス・ベンツ日本株式会社 製品広報課マネージャーの嶋田智美さん。

エクステリアデザインの特徴について嶋田さんは、「これまでのワンボックスのデザインから、少しボンネットの位置を高くした1.5ボックスに変更になった。しかし、それ以外は初代からのコンセプトをすべて引き継いでいる」という。

具体的には、“トリディオンセーフティセル”と呼ばれるセルの部分(ボディの骨格をなす部分)と、コントラストがついた、2色のボディパネル。そして、極めて短い前後のオーバーハングと、四隅に配置したホイールなどにより、「スマートの特徴的なプロポーションを生み出している」。

そしてスマート伝統のリアエンジンリアドライブレイアウトも踏襲した。「このレイアウトがコンパクトなボディに驚くほどのスペースユーティリティを生み出している」と嶋田さん。

そのスペースユーティリティを示す指標としてスマートの開発チームが打ち出したBSIというものがある。これは、“Body Space Index”の略で、室内長(アクセルペダルを踏まない状態の位置から、リアエンドまで延ばした水平距離)を全長で割ったものだ。嶋田さんによると、「我々の調べでは、フォーツーは 75%、フォーフォーは 77%と、それぞれのセグメントにおいて最高水準となっている」とコメントした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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