首相の「情けない写真」使用、中国語ニュースに処罰 マレーシア

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マレーシアのナジブ・ラザク首相(参考画像)
マレーシアのナジブ・ラザク首相(参考画像) 全 1 枚 拡大写真

国営テレビRTMのチャンネル「TV2」の中国語ニュース番組が、ナジブ・ラザク首相の写真を使ったことを理由に動画を放送できない「処罰」を受けていたことが分かった。

通信マルチメディア省はすでに処分を解除したと発表しているが、報道の自由を束縛するものと批判を浴びている。

問題となった中国語ニュース番組は、10月27日午後8時に放送されたもの。ナジブ首相が下を向いて情けない表情をしている写真を資料映像として出したが、これに政府筋から「ナジブ首相のイメージを損なう意図がある」とクレームがついた模様だ。これ受けて通信マルチメディア省がRTMに対し処分を科し、中国語ニュース番組においてアナウンサーが記事を読み上げる映像だけが流れるようになった。中国語字幕が外された番組もあったという。

伊藤 祐介

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