いすゞ片山社長「経営の安定度は改善できてきている」…中間期経常益更新で
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いすゞの片山正則社長は同日、都内にある本社で開いた決算会見で「成長戦略費用が約180億円と費用が非常に増えたことや、重要市場であるタイ、インドネシアがかなり厳しかった」としながらも、「国内が想定以上だったことや、原価低減活動も比較的順調に進んだことで、増収増益、計画値に対しても上回る結果になった」と説明。
その上で「市場環境の変化をある程度カバーできるようになったことや合理化活動も安定してきている、かなり経営の安定度としては少しずつではあるが、改善できてきているととらえている」と総括した。
上半期実績を踏まえて通期見通しを上方修正した。売上高は前期比4.3%増の1兆9600億円、営業利益は同6.9%増の1830億円を見込む。従来予想に対してはそれぞれ100億円、80億円の増額となる。
《小松哲也》