三菱電機、路面性状計測車両を開発…3次元空間位置データで高精度化

自動車 ビジネス 国内マーケット
三菱電機が開発した路面性状計測車両
三菱電機が開発した路面性状計測車両 全 2 枚 拡大写真

三菱電機は、三菱モービルマッピングシステム(MMS)を搭載した「路面性状計測車両」を製品化し、2015年10月より市場投入したと発表した。

現在、舗装路面は「路面性状自動測定装置」が測定した距離精度・わだち掘れ・平たん性・ひび割れの計測データから判定された維持管理指数をもとに管理されている。三菱電機は今回、これら路面性状の計測データに3次元空間位置データを付加し、より高度な調査・管理ができるMMS機能を持つ「路面性状計測車両」を開発した。

開発車両は、路面性状を計測しながら自動的に3次元空間位置データに紐付けし、計測作業を効率化。位置情報を含む計測データを蓄積することで、経年劣化のモニタリング精度を向上させる。

また、計測機器に小型のレーザー照明とラインカメラを採用したことで、小型車両(SUV 車)への搭載を実現。狭い道路など、計測可能な道路範囲を拡大させた。さらに、白色照明ではなくレーザー照明を採用することで自治体申請を不要とし、購入直後から使用可能とした。

同社では、センチメートル級の座標精度を活用した計測技術で、路面管理分野への参入を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る