VW、CO2排出量でも不正…43万台が最新の2016年型

自動車 ビジネス 企業動向
フォルクスワーゲン ゴルフ(北米仕様)
フォルクスワーゲン ゴルフ(北米仕様) 全 2 枚 拡大写真

一部ディーゼルエンジンに、排ガス試験を不正にクリアする違法なソフトウェアを搭載していたフォルクスワーゲングループ。新たに発覚したCO2(二酸化炭素)の排出量での不正に関して、最新の調査結果が公表された。

当初、フォルクスワーゲングループの不正は、一部ディーゼルエンジン車の排ガス試験において、NOX(窒素酸化物)の量を実際よりも少なく見せるために、違法なソフトウェアを使用していた。

しかし11月3日、明らかになった新たな問題では、排ガス中のCO2(二酸化炭素)の量を示すデータも、不正に操作していた。これは、フォルクスワーゲングループの社内調査で判明したもので、ディーゼルだけでなく、ガソリンエンジンも含まれ、およそ80万台が対象と説明していた。

11月13日、フォルクスワーゲングループは、この問題に関する最新の調査結果を公表。「対象となる80万台のうち、およそ43万台が最新の2016年モデル」と発表している。

この43万台には、フォルクスワーゲングループの各ブランド、フォルクスワーゲン乗用車、アウディ、セアト、シュコダ、フォルクスワーゲン商用車が含まれる。フォルクスワーゲングループは最新モデルでも、不正を行っていたことになる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る