【トヨタ プリウス プロトタイプ 試乗】安全性を大幅に高めた新型、最終評価は市販版で…国沢光宏

試乗記 国産車
トヨタ プリウス プロトタイプ
トヨタ プリウス プロトタイプ 全 16 枚 拡大写真

従来型『プリウス』の弱点といえば、自動ブレーキの設定が無いことと、乗り心地の悪さ。そしてアメリカで行われているスモールオーバーラップ衝突に対応していないことだった。

【画像全16枚】

スモールオーバーラップの試験動画を見ると、未対応ボディの危険性がハッキリ解る。新しいプリウスはこの3点についてキチンと対応してきた。

まず自動ブレーキだけれど、ミリ派レーダーと単眼カメラを組み合わせたトヨタの新世代タイプで、トヨタの公表値では、停止している車両に対し車速40km/hまでなら自動停止可能。歩行者も昼間に限り30km/hまでは停止出来る性能を持つとなっている。実力値だと前者が55km/h程度まで。後者も35km/hくらいまで止まれるという。

夜間の歩行者や自転車を認識出来ないなど、世界最先端でこそないものの、必要にして十分な性能を持つ。新型プリウスを買うならぜひとも装備するべきだと思う。

スモールオーバーラップ衝突は新世代シャシ「TNGA」が世界共有スペックになっているため、当然の如く世界一厳しいアメリカの要求レベルも満たしている。自信を持ってすすめておく。

乗り心地は「プロトタイプについて」という条件で大幅に良くなった。とはいえプロトタイプと量産モデルで全く違う乗り心地になっている車種が少なくないため、最終的な評価は市販車に試乗してからにしたい。価格は大雑把なイメージで現行の10万円高になるようだ。

■5つ星評価
パッケージング :★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★★

国沢光宏|自動車評論家
学生時代から執筆活動を開始。現在、『CARトップ』、『ベストカー』などに寄稿する一方、AM/FM局でのパーソナリティ、WRC解説も行う。クルマ選びからドライビングテクニック、業界ニュースなど、広く深くが取材目標。

《国沢光宏》

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