日本ガイシ、自動車排ガス浄化用触媒担体の生産能力を増強…石川工場で年1300万個

自動車 ビジネス 企業動向
石川工場のイメージ図
石川工場のイメージ図 全 2 枚 拡大写真

日本ガイシは、石川工場(石川県能美市)に、自動車排ガス浄化用触媒担体「ハニセラム」の生産ラインを増設し、本格生産を開始すると発表した。

石川工場に増設した新しい生産ラインは、効率的な製造現場構築を目指して2009年度から取り組んできた「ものづくり構造革新」の成果である最先端の生産技術を投入した一貫生産ラインとなる。省スペース・省人・省エネルギーを図り、高い生産性と低い環境負荷を実現、従来設備と比べ面積当たりの生産量が約2倍となるほか、CO2排出量を約30%(年間2700トン)削減できる。

新しい生産ラインの生産能力は年間500万個。ライン増設によって石川工場の年間生産能力を従来の800万個から1300万個に増強した。投資額は約30億円。

石川工場は本社工場(名古屋市)に次ぐ国内第2の生産拠点として2011年に操業を開始した。新製品の量産立ち上げと、新技術開発の一翼を担うほか、自然災害などの不測の事態が発生した場合、製品の安定供給を確保する上でも重要な役割を果たす。

同社では、石川工場に最新鋭生産ラインを増設することで、国内生産と雇用を維持するとともに、最先端の生産技術を海外の生産拠点に展開するマザープラントとしての機能を高める。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る