音や熱など五感に訴えるメッセージが発信できた…映文連アワード受賞 カワサキ Ninja H2 動画

モーターサイクル エンタメ・イベント
キャップスアソシエーションの成田裕一郎氏(写真左)。映文連アワード表彰式にて。
キャップスアソシエーションの成田裕一郎氏(写真左)。映文連アワード表彰式にて。 全 12 枚 拡大写真

大きな反響を呼び、「映文連アワード2015」において、経済産業大臣賞を受賞した『カワサキ Ninja H2』のティザー動画。

制作したのは川崎重工業のグローバル・コミュニケーション領域の業務を担当しているキャップスアソシエーションと、自動車関連の映像制作会社ディーヴァだ。

キャップスアソシエーションのクリエイティブディレクターの成田裕一郎氏によ
ると、今回の映像は、3つの効果を狙ったという。

ティザープロモーション開始時に強いインパクトを与える。2か月の間、ファン
を惹きつけ続ける。モデル発表時に購入意欲を最大化する。という3つだ。

そこで考えたのが、「カワサキ Ninja H2の画期的なポイント、山ほどある伝え
たい情報を全部詰め込むのではなく、メッセージを1つに絞り込んだ1分前後の映
像をたくさんつくる」(成田氏)という手法だった。

成功の一因については、こう言う。

「バイクファンがどんなことを、どんな順番で、どんなタイミングで体験したら
ワクワクするか。顧客の視点を考え、音や熱など五感に訴えるメッセージが発
信できました」(同氏)

映文連アワードは、公益社団法人映像文化製作者連盟が主催する、国内で唯一の
「テレビCMではない」プロモーション映像を対象とした権威ある賞。

プロデューサーのディーヴァ加藤良介氏は言う。

「グローバルに通用する “Made in Japan” を伝える映像を川崎重工業が日本で制作し、日本から発信した。だから、経済産業大臣賞をできたことは、非常に意義がある」

カワサキ Ninja H2のティザー動画は、約60秒23本の短編ムービーからなり、YouTubeカワサキ公式チャンネルで見ることができる。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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