NEDO、水素利用拡大に向けて業務用燃料電池システムの実用化開発2テーマに着手

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固体酸化物形燃料電池を用いた業務用システムの技術実証で燃料電池の活用イメージ
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新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、水素利用の拡大に向け、数~数百kW級の業務用固体酸化物形燃料電池(SOFC)システムの新たな実用化技術開発2テーマに着手する。

実負荷条件下での試験研究により、導入効果の検証と技術課題の抽出を行うことで、業務用SOFCシステムを2017年に市場投入する。

今回SOFCシステム実用化のための技術開発を行うテーマとして採択したのは、「SOFCを用いた業務用システムの技術実証」と「円筒形SOFC-マイクロガスタービンハイブリッドシステムの市場投入に向けた技術実証」。

SOFCを用いた業務用システム技術実証の助成先はデンソーで、飲食店、理美容院、小規模医療、福祉施設などをユーザーとして想定し、5kW級の業務用SOFCシステムについて実用化技術を開発する。技術開発では、ユーザーに適したシステムの基本設計、耐久性に関する課題抽出とその対策に取り組むとともに、システムの導入効果を検証する。

筒形SOFC-マイクロガスタービンハイブリッドシステムの市場投入に向けた技術実証の助成先は、三菱日立パワーシステムズ、トヨタ自動車、日本特殊陶業の3社。

SOFCとマイクロガスタービンを組み合わせた250kW級のシステムについて、実負荷条件下で実用化開発する。セルスタック性能、耐久性、システム運用性、安全性などのデータを取得して評価・検証するとともに、システム製造・設置コスト低減の課題抽出と改善を進め、2017年の市場投入を目指す。

《レスポンス編集部》

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