特殊車両が走る積雪凍結対策の出陣式...首都高速

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首都高速 積雪凍結対策「安全祈願・出陣式」(川崎市)
首都高速 積雪凍結対策「安全祈願・出陣式」(川崎市) 全 5 枚 拡大写真

冬本番を前に、都市部の道路でも厳冬期の準備が進んでいる。11月27日、首都高速道路ではグループ会社・協力会社含めて14社170人が参加した積雪凍結対策「安全祈願祭・出陣式」が、東扇島積雪凍結対策資材基地(神奈川県川崎市川崎区)で行われた。

【画像全5枚】

同社では25年以上前から安全祈願祭・出陣式を実施して、積雪凍結対策の取り組みを引き締めてきた。これには雪に弱いといわれる都心部特有の理由がある。

気温が氷点下を下回ることが少ない都心部だが、首都高速はトンネルを除くほとんどが高架橋構造だ。そのため積雪に至らない降雪でも路面凍結が起きやすい。

除雪作業も独特の困難が伴う。路肩が狭いため路面に雪が積もっても、一般道のように路肩に寄せることができない。トラックに雪を積んで高速道路の外に運ぶという手間のかかる排雪作業が必要になることがある。

そのため悪天候が見込まれる場合には、事前に融雪剤を散布し、路面に雪が積もることを最小限にとどめられるよう24時間体制を敷いている。

出陣式には、融雪剤散布のための塩水散布車、塩化ナトリウム散布車、湿塩散布車、除雪のためのロードスイパー、『ウニモグ』などの特殊車両が加わった。

同社神奈川管理局・山本兼也局長は「お客様により安全に、より快適にご利用いただけるよう、グループ会社・協力会社の連携を密にする」と述べた。また関係会社の首都高メンテナンス神奈川の工藤美彦現場代理人も「(より安全、より快適保つため)全力を誓う」と宣言した。

首都高速は今年3月には中央環状線が全線開通し、首都高速全体で渋滞量が減少傾向、一般道への波及効果もみられるようになった。

同社によると約40分かかっていた新宿~羽田間は約20分に短縮した。物流面でも、国際標準コンテナ積載車の通行が中央環状線で可能になったため、例えば中央道方面から大井ふ頭までが約30分。都道環状7号線に通過する場合より20分短くなったという。

菅原秀夫社長は、関係者を前にこう激励した。

「こうした多大な効果があっても、積雪で通行止めになっては意味がない。気を引き締めてこれからの期間臨んでほしい」。

《中島みなみ》

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