カイエンS E-ハイブリッドで「Driving Experience」を体験…THE SOUND OF PORSCHE

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
カイエンS E-ハイブリッドで「Driving Experience」を体験(THE SOUND OF PORSCHE)
カイエンS E-ハイブリッドで「Driving Experience」を体験(THE SOUND OF PORSCHE) 全 10 枚 拡大写真

12月1日より六本木の東京ミッドタウンで開催されている「THE SOUND OF PORSCHE」は、最新のプラグインハイブリッドモデルを中心に、ポルシェというブランドが今までに築き上げて来たことにも五感で触れることができる期間限定のイベントだ。

そこでは「Driving Experience」と題して『カイエン』と『パナメーラ』のE-ハイブリッドモデルを実際に試乗できるプログラムが用意されている。オープニングレセプションの際、筆者も体験する機会に恵まれたのでそれについても報告したい。

コースはショートコースとロングコースが用意されており、都合に合わせて選べる仕組みだ。どちらも東京ミッドタウン内、ホテル ザ・リッツカールトン東京のクルマ寄せからスタートし、乃木坂を青山墓地の方へ進み、比較的直線路の多いコースを試乗することが可能。ショートコースは青山墓地のところから再びぐるっと回ってミッドタウンに戻るルートだが、ロングコースは、間もなく葉が落ちる銀杏色づく神宮外苑を二周してミッドタウンに帰るルートが設定されているのだ。(道路事情等の都合でコースが変更になることもあるので実際にミッドタウンの会場でスタッフに問い合わせていただきたい。)

一見大柄で都内では持て余すようにも感じられるカイエンもこのポルシェだと主張する面構えと、十分に車幅を確保されているために十分な舵角が取れていることが奏功し、大変乗りやすいことに驚かされる。そして、サーキットでレーシングカー顔負けのパフォーマンスまで引っ張ることも可能ながら、実はこれらすべてのパフォーマンスを日常の走りの中にもしっかり色濃く反映させているのだなということがこのコースでよくわかる。非常に素直で乗りやすい。乗ってみたら「案外大丈夫」という人も多いのではないか、そんな乗り味なのだ。

ポルシェというと、『911』をはじめとするスポーツカーのブランドとしてのみ認知されている人も少なくないかもしれない。しかし創設者フェルディナント・ポルシェがまだポルシェを手がけるずっと前に、もともと馬車を製造していたローナー社で、エンジンのクルマよりもっと静かなクルマを…ということで電気自動車を作り、ハイブリッドシステムについてもかなり早い段階で研究していたという事実もある。ポルシェの歴史の中で、むしろこのモデルはある種トラディショナルなモデルだと言ってもいいかもしれない。

そんなことを思いつつ、日の落ちた都内をEVモードで走っていると、まるで「滑空」しているかの滑らかさ軽さを体感することができる。続いて銀杏並木を抜け神宮外苑を、通常のハイブリッドモードで走行。それでもその静粛性はかなり高い水準のまま。最後にスポーツモードにして走ると、大きなボディでもひらりひらりと走り抜けていくので小気味よい。この場合は燃費抑制の為ではなく、パワーアシストの足しになるべくハイブリッドシステムは働くことになる。いずれにしても全体的には素直な印象が強いカイエンS E-ハイブリッド。

一度試したらポルシェに対する印象が大きく変わった、という人も出てくるのではないか。そんな雰囲気に満ちたクルマだった。同イベントの開催期間は12月16日までとなっている。

《中込健太郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る