STマイクロ、世界初の車載イーサネット向け統合型EMIフィルタを発表

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STマイクロ EMIF02-01OABRY
STマイクロ EMIF02-01OABRY 全 1 枚 拡大写真

STマイクロエレクトロニクスは12月3日、世界初となる車載イーサネット向け統合型EMIフィルタ「EMIF02-01OABRY」を発表した。

EMIF02-01OABRYは、BroadR-Reachインタフェースに対応した車載システムにおいて、 EMIノイズを抑制する高集積ローパス・フィルタ。15kV ISO 10605規格に対応するサージ保護機能を搭載するほか、 AEC-Q101車載規格にも準拠している。

従来、 BroadR-Reach規格に適合するEMIフィルタの設計にはディスクリート部品が使用されてきたが、各部品の精度が大きく分散している場合があるため、回路性能の調整には莫大な時間と費用が必要だった。

EMIF02-01OABRYは、 既にアプリケーション上で実証済みの集積型ソリューションを提供することで、 最終製品の小型化と設計期間の短縮を実現。車載システムに求められる動作温度範囲(-40~125度)において、 EMIフィルタの減衰率はBroadR-Reach規格に完全に準拠し、反射損失-20dB(60MHz時)、 集積される2つのライン間の部品整合誤差1%の性能を実現している。

EMIF02-01OABRYは現在サンプル出荷中で、1000個購入時の単価は約0.48米ドル(約59円)。

《纐纈敏也@DAYS》

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