【ルノー カングー アクティフ ペイザージュ】「海の香り」するカラー、仏ブルターニュ地方を表現

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ルノー カングー アクティフ ペイザージュ
ルノー カングー アクティフ ペイザージュ 全 8 枚 拡大写真

ルノー・ジャポンは12月3日、同社の基幹モデルのひとつ、『カングー』の限定車、『カングーアクティフペイザージュ』を発表した。発売は1月14日からで、3色各90台販売される。

ルノー・ジャポンの中でのカングーの販売割合について、同社マーケティング部のフレデリック・ブレンさんは、「以前は6割ほどを占めていたが、現在は34%ほどだ」とコメント。割合が下がった理由は、もうひとつの柱である『ルーテシア』や『キャプチャー』が伸びたことが大きい。ブレンさんは、「ルーテシアは約1800台(含むルノースポール)、キャプチャーは1000台ほどだ」という。3本目の柱はルノースポールで全体の3割程度だとし、「今年、ルノージャポンの販売台数は5000台に到達できそうだ」と期待を滲ませる。

「このカングーの台数を支えているのは限定車だ」とブレンさん。実はカングーの中の30パーセントは限定車なのだ。「2015年のカングーの販売台数は1600台をオーバーし、既に去年の台数は超え、カングー史上最多になるだろう」。

今回発売するのはその限定車シリーズのひとつ、ペイザージュだ。「風景という意味で、最初は、2014年10月にシャンパーニュ地方をイメージしたものだった。今年は5月に、プロバンス地方イメージしたオランジュを発表した」。カングーの今年の限定車はこれ以外に「ラ・ポスト、フランス郵便の黄色いカングー。先月には3年ぶりとなるカングークルールも発売した」と述べた。

今回出すカングーペイザージュのカラーは3色だ。そして、このイメージはフランスのブルターニュ地方だ。ブレンさんによると、「日本ではあまりなじみのない地域だが、海に面した地方で、フランスの海に面している面積の3分の1をこの地域が占めている」という。そして、「今回の3色は海の香りがするものだ」とし、タンタシオン ヴィオレ(紫)、ヴェール メールメタリック(緑)、ブルー ヴィブラートメタリック(青)を設定したことを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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