【三菱 ミラージュ 海外試乗】マイナーチェンジで乗り味スッキリ、見た目はマッシブに…諸星陽一

試乗記 国産車
三菱 ミラージュ 改良新型(タイ仕様)
三菱 ミラージュ 改良新型(タイ仕様) 全 32 枚 拡大写真

三菱のコンパクトモデル『ミラージュ』がマイナーチェンジ。そのワールドプレミアが行われた「タイ国際モーターエキスポ2015」の会場で、短距離ながらも試乗をおこなうことができた。日本への導入に先駆け、最速試乗レポートをお届けする。

【画像全32枚】

マイナーチェンジモデルでは、リアサスペンションのスプリングのバネ定数、前後ショックアブソーバーの減衰力を最適化、ボディ側取り付け部の高剛性化により走安性、乗り心地を向上しているという。さらに電動パワステの制御を改良や、CVTのクラッチ制御の見直しなど、各部にわたり丁寧に手が入れられているようだ。

走り出してまず感じたのは全体的にフリクションの少ない乗り味を実現していること。搭載されるエンジンは1.2リットル。アクセルを軽く踏み込むとクルマがスッと前に進む。40km/h程度でアクセルペダルから足を離すとコースティングモードが効いてるかのような滑走感がある。大きな車体のクルマの滑走感は少し怖い印象となるが、コンパクトモデルの場合はあまり怖さがなくかえって燃費を稼いでいるな…と思える。

ハンドリングはかなりしっかりした。試乗コースにはスラローム路も用意されていて、切り返しの様子もチェックできた。ロールは大きめだが、それが不安をもったものではなく、しっかりとダンピングさせたうえでのロールで、サスペンションの限界にまだ余裕がある感じだ。90度左コーナーではフルロールする速度と切れ角でコーナーに入ってみたがタイヤのグリップはよく、ロールしつつもしっかりと路面をつかんでいる。

あとでわかったのだが、装着タイヤはブリヂストンの「ポテンザ050A」。十分にグリップ力のあるタイヤを装着していたので、しっかりと踏ん張り、そのためによりロールも大きく感じたのだろう。

マイナーチェンジでスタイリングもかなりスポーティなものとなった。まず目を引くのがLEDポジショニングランプと丸形のディスチャージヘッドライト。ボンネットも抑揚のあるデザインとなったほか、フロントバンパー下部のブラックパーツ&シルバーアクセント追加によって、見た目の重心が下がり、全体的に力強さを感じる。

新しいミラージュの最大のウリは、低速域衝突被害軽減ブレーキシステム「FCM-City」と誤発進抑制機能(前進時)だ。どちらもレーザーレーダーを利用した安全支援機能で、「FCM-City」は約5km/hから30km/hの低速時に自動ブレーキを作動させることが可能。誤発進抑制機能は、停車時から約10km/h以下の走行時に前方に障害物を検知した場合、注意喚起やエンジン出力を抑制することができるというもの。

さすがにこれらは体験できなかったが、事故の可能性を減らすことができることは間違いない。タイで発売されるコンパクトカーとしては初の採用とのことだが、日本に導入される仕様もこの機構は装着されるはずだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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