【ルノー カングー アクティフ ペイザージュ】紫と緑と青の関係

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ルノー カングー アクティフ ペイザージュ
ルノー カングー アクティフ ペイザージュ 全 8 枚 拡大写真
ルノー・ジャポンから発表された『カングー』の限定車、「アクティフペイザージュ」は、フランスのブルターニュ地方をイメージして設定された。

フランス本土には95の県があり、そのうち4県がブルターニュ地方に含まれている。そのひとつ、モールビアン県は別荘地として有名で、「ブルターニュの南方にあたるが、とてもに気候がいい場所だ」と説明するのは、ルノー・ジャポンマーケティング部のフレデリック・ブレンさん。四季の中で寒暖の差が少ないが、1日の中で天気が目まぐるしく変わるというこの地方は、土地が痩せているので、蕎麦が得意。有名な食べ物は蕎麦粉のガレットなどで、それを甘いものと一緒に食べるのがこの地方独特の食べ方なのだという。

今回のカングーアクティフペイザージュは、この地域をイメージした3色のカラーを纏っての登場だ。

まずカングーの限定車としては2回目の登場となる紫の“タンタンシオンビオレ”についてブレンさんは、「紫の木、“ブリュイエール(和名:ギョウリュウモドキ)”をイメージした」という。「風の強い荒れた天候の地域でも咲く小さな葉っぱの花だ。この花は2月から9月まで咲き、色が紫なのだ。また、紫陽花もイメージしている」という。

次にグリーンの“ヴェール メール”は、初代『カングー』のカタログカラーとして採用されていた。「ただし1年もせずにこのカラーはなくなってしまったが、人気色だった。現行カングーでは初採用だ」とブレンさん。「ブルターニュ地方は、地中海の小石の海岸ではなく砂浜なので、海の色がターコイズブルーやターコイズグリーンが多くみられる。そこからブルターニュ地方にリンクできる独特のカラーとしてヴェール メールを選んだ」と説明。

最後の“ブルー ヴィブラート”は、初採用のカラーだ。「ちょっと赤身のあるブルーで、深い海をイメージする、ブルターニュ地方独特の色だ」とした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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