【ホンダサンクスデー15】マルケス、ペドロサ、琢磨らがカートでガチンコ勝負…レースの行方は?

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サンクスデーで白熱したHonda Racingカート大会
サンクスデーで白熱したHonda Racingカート大会 全 30 枚 拡大写真

6日にツインリンクもてぎで開催された「Honda Racing THANKS DAY 2015」で、Honda Racingのドライバー・ライダー対抗のカート大会が行われ、マルク・マルケス、ダニ・ペドロサらも参加し盛り上がった。

中央エントランスの先にある「MOBI PARK」内のカートコースで行われた今回のドリームマッチ。2輪からはMotoGPのマルケス、ペドロサに加えトライアル世界選手権で活躍するトニー・ボウ、藤波貴久、ハイメ・ブストとレプソル・ホンダ・チームが総出で参戦。一方の4輪ドライバーからはインディカーの佐藤琢磨をはじめ、SUPER GTで活躍中の松浦孝亮、オリバー・ターベイ、武藤英紀、ベルトラン・バケットが参戦した。

特にマルケスとペドロサは、この日のイベント用にレプソル・ホンダカラーのレーシングスーツを新調。「スペインではよくカートに乗っていたよ」とマルケスも自信たっぷりの様子。対する4輪勢の琢磨も「4輪ドライバーとしては負けられないですよね」と、早くもスタート前から火花を散らしていた。

最初は7分間の計時予選。MotoGPの2人も好タイムを記録するが、結局トップ5は4輪ドライバーたちが独占した。しかし面白みを増すために急きょリバースグリッド(予選順位を逆にする方式)が採用され、ブストを先頭に2輪ライダーが上位グリッドを占める形で12周の決勝レースがスタートした。序盤から各コーナーで3ワイドになる勢いの白熱したバトルが展開。琢磨、マルケス、ペドロサもいきなりトップ集団でサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げるが、途中マルケスが痛恨のスピンを喫するなど波乱の展開に。レースの半分を過ぎたところで琢磨が安定した走りをみせ、集団から抜け出しトップを快走した。

このまま琢磨が逃げ切りかと思われたが、イベントということで最後は見せ場を作ろうと後続のライバルを待つようにペースを緩める。そこに容赦なく猛追してきたのがマクラーレンのテストドライバーも務めるターベイ。リバースグリッドで最後尾から追い上げ、残り3周は琢磨vsターベイの本気バトルに会場も盛り上がった。最終的にトップを奪ったターベイが琢磨を振り切りトップチェッカー。最後は逆転を許してしまった琢磨も彼の走りを祝福していた。なお3位にはバケットが入った。

結果的に表彰台には上がれなかったが、マルケスもペドロサも普段とは違うカートバトルに興奮。レース後も笑顔が絶えず、一緒に走ったライダー、ドライバーたちと談笑。朝早くからコースサイドで観戦していた多くのファンも楽しんでいた。

《吉田 知弘》

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