【ブリヂストン REGNO GRレジェーラ】軽専用プレミアムタイヤは女性に受け入れられるか

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長島淳二氏(消費財マーケティング本部長)
長島淳二氏(消費財マーケティング本部長) 全 5 枚 拡大写真

ブリヂストン「REGNO GRレジェーラ」は、軽専用ながらREGNOブランドを冠するプレミアムタイヤだ。その発表会の質疑応答ではさまざまな質問が飛んだ。

プレゼンを担当した長島淳二氏(消費財マーケティング本部長)や山口渉氏(タイヤ開発第5部 部長)が対応した質疑応答でのやりとりや個別の質問への回答をピックアップしてみたい。

Q:REGNOというブランドを軽自動車まで展開することに抵抗はなかったか。

長島氏(以下敬称略):GR-XI(クロスアイ)発売時も『ヴィッツ』や『フィット』などコンパクトカーサイズのタイヤが人気だった。軽自動車を含めてダウンサイズのトレンドはプレミアムタイヤにもあると思っている。レジェーラの良さは軽自動車ユーザーにも十分理解してもらえるだろう。

Q:レジェーラに設定されたサイズ(155/65R14、155/55R14、165/55R15)はリッターカーでも設定がある。軽自動車以外に使ってもよいか。

山口氏(以下敬称略):データを持っていないのでなんともいえないが、軽自動車専用のため、開発をゼロから行っている。車両重量、トレッドやホイールベース、その他も軽自動車に対し最適化されているので、おそらく所定の性能は期待できないだろう。

Q:軽自動車の場合、女性ユーザーも無視できないと思う。REGNOブランドのターゲットはどちらかというと男性ユーザーが連想されるが、メインは男性ということになるか。

長島:REGNOブランドを第一に考えている。性別はあまり考えていないが、静粛性や操縦性、ライフ、ウェット性能などは女性にも伝わるものと思っている。とくに静粛性は長距離ドライブ、高速道路などで評価してもらえるのではないか。また、トレッド面にロゴを刻印しているのだが、社内では女性からの評価が高いという話もある。

Q:性能面から、静粛性、応答性、剛性が高まっていることはわかるが、これらと相反しがちな乗り心地が気になるが。

山口:軽自動車のサイズからくる問題は確かに比較論になるかもしれない。しかし、ステアリングの応答性向上やレーンチェンジの安定性、静粛性は同乗者を含めて安心感、安定感を高めてくれる。総合的な乗り心地は高いレベルを維持している。

なお、レジェーラと平均的な軽自動車サイズのタイヤとの価格差だが、メーカー希望小売価格での比較で1本あたり3000円前後とのことだ。発表会での技術説明では、静粛性のために投入されたノイズ吸収シートやサイプパターン、非対象のサイドウォール形状、タイヤエッジのブロック剛性アップなど、静粛性と走行性能アップが非常に期待できるものだった。

《中尾真二》

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