一部ディーゼル車に、排ガス試験を不正にクリアする違法なソフトウェアを搭載していたフォルクスワーゲングループ。同社が間もなく、最新の取り組み状況を公表する。
これは12月8日、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。同社は、「12月10日、ディーゼル問題に関してのプレスカンファレンスを開催する」と発表している。
フォルクスワーゲングループは11月25日、排ガス不正が行われたEA189型ディーゼルエンジンについて、ドイツ連邦自動車局(KBA)から、リコール(回収・無償修理)計画の認可を得たと発表した。
その内容は、EA189型ディーゼルエンジンのうち、「2.0TDI」ではソフトウェアを更新するリコール作業を実施。「1.6TDI」ではソフトウェアの更新と、「エアフロートランスフォーマー」と呼ばれる部品の追加を行う。エアフロートランスフォーマーは、吸気量を測るセンサーの近くに装着されるメッシュ材。
フォルクスワーゲングループは12月10日のプレスカンファレンスの内容について、「ディーゼル問題を明確化するプロセスの最新状況を公表する」と説明している。