飲酒運転起因の死亡ひき逃げ、クルマを貸した男も逮捕

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11月下旬に埼玉県さいたま市浦和区内で発生した飲酒運転を原因とする死亡ひき逃げ事件について、埼玉県警は5日、この事故を起こした運転者が酒に酔っていることを認識しながらクルマを貸したとして、23歳の男を道路交通法(車両提供)容疑で逮捕した。

埼玉県警・浦和署によると、問題の事故は2015年11月28日の午前2時5分ごろ発生している。さいたま市浦和区瀬ケ崎2丁目付近の市道(片側1車線の直線区間)を走行中の軽ワゴン車が路外に逸脱。道路左側の路肩を走行していた自転車を巻き込み、街路灯柱に衝突。クルマと柱の間に挟まれた41歳の女性が即死した。

クルマの運転者は車両を放置して逃走したが、警察は後に緑区内に在住する23歳の男をひき逃げ容疑で逮捕。警察はクルマを所有する別の23歳の男からも事情を聞いていた。

その結果、2人は事故直前まで一緒に酒を飲んでいたことが判明。事故を起こした男が酒に酔っていたことを認識しながら帰宅の足に使うクルマを貸していたこともわかった。このため警察は車両を提供することで飲酒運転を幇助したと判断し、この男も道交法違反容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「クルマを貸したことは間違いない」などと供述しているようだ。警察ではこの男からも事情を聞き、事故に至った経緯を詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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