おたふくかぜが全国で流行中…患者最多の佐賀では注意報発令

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国立感染症研究所
国立感染症研究所 全 2 枚 拡大写真

 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の流行が全国的に拡大しつつある。国立感染症研究所によると、第48週(11月23日~29日)の流行性耳下腺炎の報告数は全国で2,401人。定点医療機関あたりの患者報告数が3.96人ともっとも多い佐賀県では、すでに注意報が発令されている。

 国立感染症研究所によると、第48週の流行性耳下腺炎の定点医療機関あたりの患者報告数がもっとも多いのは、佐賀県の3.96人。石川県2.41人、沖縄県2.24人、福岡県1.9人、山形県1.8人、宮崎県1.42人、北海道1.41人などと続いている。

 全国の報告数は、第47週(11月16日~22日)の2,110人から、第48週は2,401人に増加している。

 佐賀県では、第46週(11月9日~11月15日)の定点医療機関あたりの患者報告数が、注意報の基準値「3」を超える3.04人となり、11月18日に流行性耳下腺炎の流行発生注意報を発表。第47週には2.96人にさがったものの、第48週では3.96人まで上昇している。

 流行性耳下腺炎はムンプスウイルス感染により耳下腺が腫脹する感染症。上気道を介して飛まつ感染し、2~3週間の潜伏期を経て発症する。片側または両側の耳下腺が腫脹し、物を噛むときにあごに痛みを訴えることが多いという。

 合併症には、髄膜炎、脳炎、難聴、睾丸炎、卵巣炎などがある。治療は基本的に対症療法。効果的に予防するにはワクチンが唯一の方法とされている。

おたふくかぜに注意、全国で流行が拡大中…佐賀では注意報も

《奥山直美》

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