【トヨタ プリウス 新型】グレード、仕様に応じて2種類の電池を使い分け

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トヨタ自動車 新型プリウス 発表会
トヨタ自動車 新型プリウス 発表会 全 12 枚 拡大写真

トヨタ自動車は12月9日、『プリウス』をおよそ6年半ぶりに全面改良し、発売した。新型プリウスではグレードや仕様によってリチウムイオン電池とニッケル水素の2種類の電池を使い分けているのも特徴のひとつとなっている。

最高燃費40.8km/リットルを実現する最廉価グレードのEにはリチウムイオンを、また中間グレードのSはニッケル水素を、最上級グレードのAは二輪駆動仕様にリチウムイオンを、四輪駆動仕様にはニッケル水素を、それぞれ搭載している。ちなみにEグレードは二輪駆動のみで、Sグレードは二駆、四駆ともニッケル水素となっている。

新型プリウスのチーフエンジニアを務める豊島浩二氏は「両電気とも基本はほぼ同じ性能、価格だが、ただリチウムイオンとニッケル水素には質量差がやはりある」とした上で、「E以外のグレードは同じ37.2km/リットルという燃費を提供したいというのがもともとの考え方で、グレードが上がると燃費が落ちるというのは感じさせたくないというのがあって、使い分けることにした」と明かす。

具体的には「最上級のAグレードの方は燃費が出にくいのでリチウムを採用して、より広く使って頂くSグレードはニッケル水素にしている」というわけだ。さらに「4駆にはニッケル水素を使っている。いろいろと電池にも性格があるので、それぞれの得意なところで、得意な制御をしながら使い分けをしている」と述べた。

また「トヨタはニッケル水素をずっとやっているし、リチウムイオンもやっているので、それぞれの電池の特性もわかっている。まだまだ両電池とも伸びしろがあると思っており、まだまだ燃費は良くなっていく」とも語っていた。

《小松哲也》

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