プロ含む600名にアンケート…2015年の天気を表す漢字は?

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2015年の天気を表す漢字「変」と「雨」
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日本気象協会は、「今年の天気を表す漢字」「今年最も印象に残った天気ニュース」「2016年の天気に期待すること」を調査し、その結果を発表した。調査対象は、気象予報士100名と全国の10代~50代男女500名。

気象予報士と全国の男女に「今年の天気を表す漢字」を尋ねたところ、気象予報士の1位は「変」(12.0%)、全国の男女の1位は「雨」(15.2%)となった。気象予報士の2位は「雨」(6.0%)、3位は「暖」(5.0%)。全国の男女の2位は「晴」(13.4%)、3位は「曇」(12.4%)。

「変」が1位に選ばれた理由には、夏、連日の猛暑の後に突然涼しくなるなど、気温や天気・季節の“変化”が大きいと感じられたことが挙げられた。気象予報士からみても“変”な・“変”わった天気が多かったという意見が多数あった。全国の男女の1位として「雨」が選ばれた理由には、9月の関東・東北豪雨や、各地で河川のはん濫・浸水被害など、記録的な大雨が印象に残ったと考えられる。

「今年最も印象に残ったお天気ニュース」では、日本気象協会が選ぶお天気10大ニュース・ランキングを発表。1位は、「台風第18号による大雨(9月関東・東北豪雨)」となった。台風第18号は、9月9日10時過ぎに愛知県知多半島に上陸。その後、日本海に進み、9日21時に温帯低気圧に変わった。この台風では、西日本から北日本にかけて広い範囲で大雨となった。

2位は、7月に運用が開始された「ひまわり8号の運用開始」。ひまわり8号は、2014年10月に7号の後継機として、種子島宇宙センターから打ち上げられた。ひまわり8号では、水平解像度が倍増、観測時間の短縮、画像種類が増加したほか、台風や集中豪雨をもたらす雲の移動や発達をこれまで以上に詳細に把握できる。

3位には、「口永良部島で噴火警戒レベル5」が選ばれた。5月に鹿児島県口永良部島の新岳で爆発的噴火が発生し、気象庁が「噴火警戒レベル5(避難)」の特別警報を発表した。噴火警戒レベル5が発表されるのは、2007年の噴火警戒レベルの運用開始以来、初めて。

4位は過去最長を記録を記録した「東京の猛暑日8日連続」、5位は「元日 都心で9年ぶりの雪 京都は大雪の初詣」となった。続いて、「台風第11号 近畿地方で記録的な雨」「台風第21号 八重山地方が暴風 低気圧に変わり北海道でも暴風」「西日本冷夏 降水量も多く 鹿児島6月に1300.5ミリと過去最多」となっており、9位は「北陸地方で大雪 福井県では数百台の自動車が立ち往生」と「桜前線が最速でゴール」が同率。

全国の男女への調査でも、日本気象協会が選ぶお天気10大ニュース・ランキングでも1位に選ばれた「台風第18号による大雨」が37.2%でトップとなった。2位は「口永良部島で噴火警戒レベル5」(18.0%)、3位は「東京の猛暑日8日連続」(10.4%)。

最後に、2016年の天気に期待することを気象予報士に尋ねたところ、1位は「晴れが多い」(20.0%)、2位は「台風が少ない」(12.0%)、 3位には「局所的な豪雨が少ない」(8.0%)が選ばれた。全国の男女への調査では、1位は気象予報士と同じく「晴れが多い」(23.0%)となった。2位は「涼しい夏」(18.8%)、3位は「局所的な豪雨が少ない」(17.6%)。

2015年は記録的な大雨による災害の印象が強く残ったせいか、気象予報士・全国の男女ともに「晴れが多いこと」がトップという結果になった。昨年も2015年と同様に、1位には「晴れが多いこと」が選ばれている。

2015年の天気を表す漢字「変」と「雨」

《美坂柚木@CycleStyle》

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