10月の乗用車タイヤ販売、スタッドレスの伸長で前月比1.5倍…GfKジャパン調べ

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ブリヂストン・BLIZZAK DM-V2(参考画像)
ブリヂストン・BLIZZAK DM-V2(参考画像) 全 4 枚 拡大写真

GfKジャパンは、乗用車タイヤの販売トラッキング調査を開始。カー用品量販店、ガソリンスタンド、インターネットにおける2015年の乗用車タイヤの販売動向を発表した。

調査は10月26日から11月8日の14日間、18歳以上の自動車保有者1万2767名を対象に、インターネットアンケートで実施した。

2015年10月の乗用車タイヤの販売本数は、冬タイヤの販売拡大により、前月の1.5倍に増加し、今年10か月間で最多となった。北日本の降雪地域を中心に夏タイヤからの履き替え需要が高まり、冬タイヤの販売本数は前月の4.3倍。乗用車タイヤにおける冬タイヤの数量構成比は9月の16%から、10月は45%に上った。

週ごとに冬タイヤの数量構成比をみると、10月第3週(10月12日~18日)に急伸し、翌週(10月19日~25日)には50%を突破。直近の11月第4週(11月23日~29日)では77%に達した。冬タイヤに関する消費者調査によると、冬の運転で危険を感じたことがある人は85%。本格的な冬の到来に向けて今後、冬タイヤへの需要は更に高まる見込みだ。

冬タイヤは、夏タイヤに比べ相対的に価格が高い。最も販売量の多い155/65/14サイズの10月の税抜き平均価格を例にとってみると、夏タイヤが4100円だったのに対し、冬タイヤは5900円。冬タイヤの構成比が増えた10月では、155/65/14の平均価格は前月から9%上昇し4900円となった。また乗用車タイヤ全体では前月から3%上昇し8600円となった。なお、乗用車タイヤにおける冬タイヤの構成比を金額ベースでみると、10月では51%と過半に達し、11月第4週では80%を占めた。消費者調査によると、冬タイヤに履き替える時期は12月との回答が最多だったことから、年末商戦での更なる拡大に期待がかかる。

《纐纈敏也@DAYS》

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