三井住友海上火災保険とあいおいニッセイ同和損害保険は、自動運転車の実証実験を取り巻くリスクを補償する「自動走行実証実験総合補償プラン」を共同開発し、12月から本格的に販売を開始する。
昨今、自動車先進技術の進展や国の成長戦略等による研究の加速から、自動運転車の開発・普及に向けて官民の動きが活発化しており、交通事故の削減、渋滞の解消、高齢者の移動支援などに繋がることが期待されている。一方で、自動運転車の開発には様々なリスクを伴う実証実験を重ねる必要があることから、実験に関わる事業者を取り巻くリスクを包括的に補償する本プランを開発した。
「自動走行実証実験総合補償プラン」は、運転者の操作ミスによる事故や、自動車の不具合による事故、実験のオペレーションミスによる事故など、自動運転車の実証実験を取り巻くリスクを包括的に補償。また、自動運転車の開発には未知のリスクがあり、実証実験から事業化が進むにつれ増大する可能性がある。こうしたリスクを、専門的かつ多角的な視点から評価するとともに、リスクを低減させるコンサルティングサービスも用意する。