二輪車ETC、防塵・防水で業界最高水準...日本無線

自動車 テクノロジー ITS
IP66の防塵・防水水準をクリアした日本無線JRM11
IP66の防塵・防水水準をクリアした日本無線JRM11 全 1 枚 拡大写真

日本無線(土田隆平社長)は11日、現在発売中の二輪車ETCの3つのモデルについて、国際規格による防塵・防水試験を実施。業界最高水準に達成していることを明らかにした。

IEC(国際電気標準会議)による防塵・防水のレベルがIP66の水準にあるのは、アンテナ・インジケーター分離型のJRM-11/11L、一体型のJRM12の3製品だ。IP規格では防塵・防水のレベルは、数字部分「66」が等級を示す。左側の数字が防塵、右側が防水の規格だ。

IP6xの防塵レベルは、塵埃(じんあい)が内部に進入せず、少量の粉塵が進入しても正常な動作が妨げられない製品であることが求められる。また、IPx6の防水レベルは、製品に対するあらゆる方向からのノズルによる強力なジェット噴流水によっても有害な影響が及ばな状態でなければならない。

同社の車載器は、カード収納スペースと外気圧の均衡を保つ調整弁を取り付けるなどの構造を備え、JIS(日本工業規格)による自動車部品の耐湿・耐水試験でJIS D0203-S2を達成。累計50万台が販売されている。二輪車ETCをいち早く開発し06年から販売をスタートしたパイオニアだが、国際規格を備えていなかった。IP規格を受けたことで、性能がより客観的に示されることになった。

「IP規格をクリアし、さらに自動二輪車に必要とされる耐環境性能を達成していることが証明されました。万が一突然の暴風雨に襲われても、高圧洗車の強力な噴流水にさらされても壊れることがなく、より安心してご利用いただける製品であることを自負しております」(同社ITS営業グループ)。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  3. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  4. BYDが新型PHEVワゴンを欧州初公開、エンジン併用で航続1300km以上…IAAモビリティ2025
  5. 水素、バッテリー、サーキュラーエコノミー、最新のエネルギー技術が一堂に~第24回 スマートエネルギーWEEK【秋】~ 9月17日開幕PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る