【F1】ピレリ、2016年開幕戦のタイヤコンパウンドを発表…新たにスーパーソフトを追加

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
早くも2016年F1開幕戦のタイヤが発表
早くも2016年F1開幕戦のタイヤが発表 全 5 枚 拡大写真

F1のオフィシャルタイヤサプライヤーであるピレリは、早くも来年3月に開催される2016年F1第1戦オーストラリアGPで使用できるドライタイヤ3種類を発表した。

今年まではスーパーソフト、ソフト、ミディアム、ハードの4種類のうち、2種類が各サーキットに持ち込まれ全チームに供給されていたが、来年から新たに「ウルトラソフト」というコンパウンドが追加され、計5種類の中から3種類が選ばれる事に。さらに各ドライバーが1レースで使用できる全13セットのうち10セットは各自で自由に各コンパウンドのセット数を組み替えることが出来る。

今回発表されたのは、オーストラリアGPで使用可能な3種類のドライタイヤ。例年持ち込まれていたソフト、ミディアムに加えスーパーソフトが新たに追加。全車統一となる3セットはそれぞれのコンパウンドが1セットずつ供給されることになる。

このうち、最も柔らかいスーパーソフトは予選Q3専用のタイヤに。これを使用したドライバーはセッション終了後に返却し決勝では使用できない。その一方でQ2までで敗退したドライバーは決勝での使用が認められることになる。残る2セット(ソフト1セット、ミディアム1セット)は全車決勝レースでしか使用できことになっており、そのうち最低1セットは必ず使用しなければならない。

また、これまで存在した決勝で2種類のタイヤを1度ずつ使用しなければいけないレギュレーションは基本的に来年も継続。3種類のうちピレリが指定した2種類に使用義務が発生する。オーストラリアGPではソフトとミディアムがその対象となる。

一見、複雑なルールになったように感じるが、予選、決勝に向けて温存していくタイヤの種類、組み合わせ等が各チーム・ドライバーごとに自由に選べるようになったということ。そして予選と決勝で3種類のドライタイヤを使い分けれるようになったため、レース戦略の幅が増え、よりレース後半での逆転劇などの演出になることが期待されている。

なお、各チームはすでに「自由選択枠」の10セットの申告期限を迎えているとのこと。誰がどのタイヤを選んだかについては、グランプリ開催の2週間前には明らかになる予定だ。

《吉田 知弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. 『GRカローラ』『フリード』『ソリオ』の走りを変える! ブリッツの「スロコン」「スマスロ」が適合
  5. ホットハッチの名車『205 GTi』の再来、『E-208 GTi』にSNS興奮!「ヤバいホイール」などデザインにも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る