国交省、観光振興に向け高速バスやLCCの利用環境を整備へ

自動車 社会 行政
成田空港を離陸するLCCのA320たち
成田空港を離陸するLCCのA320たち 全 1 枚 拡大写真

国土交通省は、国内観光の振興や国際観光拡大に向けて、高速バスとLCC(格安航空会社)の利用を促進すると発表した。

低価格で良質な交通サービスである高速バスやLCC(格安航空会社)などを国民や外国人観光客に対して、より身近なサービスとするため、関係者連携の場として「国内観光の振興・国際観光の拡大に向けた高速バス・LCC等の利用促進協議会」を設置する。メンバーは国内LCC各社や空港関係者、高速バス事業者などで構成する。

協議会では、高速バス・LCCなど、サービスに関する国内外向け情報プラットフォームの構築や、LCCと高速バスの国内外向けイメージプロモーション、高速バスなどによる空港から目的地までのアクセス確保、LCCと、高速バスの空港から目的地までのアクセスをセットにしたプロモーションなどを検討する。

また、LCC拠点である成田・関空に関するイメージプロモーションやLCCと高速バス乗り継ぎチケットの開発・普及拡充、高速バスの外国人旅行者向けフリーパスの開発・普及拡充、道の駅との連携推進なども検討する。

国内観光振興や外国人観光客の訪問促進による地域活性化のためには、低価格、良質で需要創出効果のある交通サービスである高速バス・LCCなどの活用促進が求められている。今年4月には成田空港にLCC専用ターミナルが整備され、来年春には新宿南口に高速バス乗り場を集約したターミナルビルが開業するなど、LCCや高速バスの事業を発展させる可能性のあるインフラ整備が進捗している。

こうした中で、「観光立国実現に向けたアクション・プログラム2015」で、高速バス・LCCの利用促進に向けた課題解決に向けて関係者が協働・連携するためのプラットフォームの構築が盛り込まれている。

これを受けて、関係事業者が連携するための場として、同協議会を開催するもの。

1回目の会合を12月15日に開催する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  4. スバル『フォレスター』試乗して分かった日本車に対する本音とは…9月の試乗記ベスト5
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る