【トヨタ プリウス 新型】低重心と視界向上を両立するデザイン

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トヨタ プリウス
トヨタ プリウス 全 8 枚 拡大写真

トヨタ新型『プリウス』のエクステリアは、新プラットフォームによる低重心なスポーティさ。空力性能をアイコニックに特徴付けした新しいトライアングルシルエット。そして、外から見ても視界が向上したことがわかる、という3つをデザインの狙いとした。

そう話すのは、トヨタ自動車デザイン本部トヨタデザイン部第3デザイン室長の児玉修作さんだ。そのうちの視界向上について、「3代目プリウスの視界に対しては、あまりいい評価がもらえていなかった」と振り返る。そこで、4代目プリウスはクルマのベースとなる基本性能を少しでも向上させることが目標として掲げられており、視界向上もそのひとつとして狙いを定めたのだ。

具体的には左右方向にラウンドさせたリアウインドウを採用することで、片側で80mm拡大。さらにサイドのベルトラインの位置をガラスが昇降できるぎりぎりの位置まで下げている。

また、3代目はフィックスウインドウをAピラーの沿って配しており、実際に室内から見ると、小さな小窓になっている。児玉さんは、「ユーザー目線で考えると、この部分も確実に視界をよくすべきだと、細いディビジョンバー(Aピラーとベルトラインを結ぶバー)と、フィックスウインドウにより、3代目よりも格段にこの視界は向上させた」と話す。

次に、「TNGAで成し得た低フード化により、先端では70mm、カウル位置(フロントウインドウとボンネットの境)では62mm下がっている」。さらに、3代目ではワイパーが視線から見ると少し高い位置にあったが、「視線からワイパーを見えないように、できるだけ下げた」とし、その結果、目標をクリアしたことを語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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