ヤマハ発、産業用無人ヘリ販売で3割増目指す…新中計の売上高目標100億円

自動車 ビジネス 企業動向
ヤマハ発動機 新中期経営計画 説明会
ヤマハ発動機 新中期経営計画 説明会 全 5 枚 拡大写真

ヤマハ発動機は12月15日、2016年から始まる3年間の新たな中期経営計画を発表した。このうち産業用無人ヘリコプター事業は海外での販売を強化することで、2015年見通しで310台の機体販売台数を2018年に410台にまで引き上げるとしている。

ヤマハの加藤敏純上席執行役員は同日都内で開いた説明会で「日本国内では稲作の薬剤散布の90%でヤマハの無人ヘリが使われているが、更新需要が中心になるので、それほど増える余地がない。しかしこれまで培った技術、経験を生かして、今後は海外に打って出て、グローバルな成長に挑戦し、売上高100億円を次期中計では目指したい」と述べた。

さらに「従来は機体のリース販売が中心だったが、散布を含めたソリューション事業として参入することを考えている。また農業分野以外の監視用途などでも日本やアメリカ中心に展開していきたい」との方針を示した。

海外の有望市場となるアメリカに関しては「米カリフォルニア州ナパバレーでのブドウ園での薬剤散布に関して5月にFAA(米連邦航空局)の飛行許可を取得。現在、カリフォルニア州と全米での散布飛行の認可を得ようとしているところ」と説明。

また商品については「可搬重量を増やしたり、自律の高度化や、安全仕様といった面での製品技術開発を進める」としている。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スイスポ最終モデルの完全進化形! BLITZが手掛けた“走りと快適”の完熟セットアップPR
  2. これが最後のガソリンエンジンか!? BMW『X5 M』が歴代最強の700馬力オーバーに
  3. 月額500円、新型ドライブレコーダー付き自動車保険 東京海上日動が2026年1月に発売
  4. 新型ハイパーカー『オーロラ』、外観デザイン確定…1850馬力ハイブリッド搭載
  5. 名車「964型ポルシェ 911」を最新の姿に甦らせる、シンガーが最新レストア作品披露へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る