豊田自動織機など、EV/PHV複数台充電器の連動による最適充電の実証を開始

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トヨタメディアサービスと豊田自動織機、日本ユニシスの3社は、EV/PHV複数台充電器の連動による充電予定時間に応じた最適充電の実証を12月19日から開始すると発表した。

3社は、2014年度にEV/PHVの普及促進および利用促進のため、全国の充電器の位置情報や稼働状況を一元管理する「EV/PHV利用促進プラットフォーム」と、その充電器情報を閲覧できるスマートフォンアプリ「全国EV・PHV充電まっぷ」を開発。利用者が使用する充電器の充電予定時間をアプリから登録することで、他の利用者は充電器の混雑状況を確認できる。今回の実証では、この充電予定時間の情報を活用した複数台充電器の電力制御に関する検証を行う。

公共施設、商業施設の駐車場などで複数台のEV/PHVを同時に充電する場合、設備能力や契約電力量に合わせた充電電力の制御が必要となる。これまでは充電器利用者の充電予定時間に関係なく、複数台に均等に電力配分する均等方式を採用していたが、短時間充電利用者への充電量が不足する課題があった。

今回、実証するシステムでは、EV/PHV利用促進プラットフォームから取得する充電予定時間をもとに、複数台充電器が短時間充電利用者に対して多くの充電電力を提供する優先順方式を用いる。また、設備能力、契約電力量に応じたピーク電力を効率的に配分することで電力の利用効率向上と運用コストの低減を図る。

今回の実証では、ユニーの協力のもと、大型商業施設「エアポートウォーク名古屋」にて、優先順方式による利便性の向上と利用効率向上によるCO2排出量の削減効果を検証する。実証期間は12月19日から2016年1月15日まで。

《纐纈敏也@DAYS》

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