【トヨタ プリウス 新型】TSS Pで安全性向上…歩行者検知機能付き自動ブレーキを体験

自動車 ニューモデル 新型車
新型プリウスのトヨタセーフティセンスPを体験
新型プリウスのトヨタセーフティセンスPを体験 全 8 枚 拡大写真

新型『プリウス』には、主にミディアム車、上級車向けに展開するトヨタ最新の「トヨタセーフティセンスP」(TSS P)が用意されている。

その内容は複数の予防安全機能をパッケージ化したもので、ミニ波レーダーと単眼カメラで構成される。

◆プリクラッシュセーフティシステム

いわゆる自動ブレーキで、最大の特徴は歩行者検知機能を備えていること。歩行者の場合、約10~80km/hの速度域で作動し、歩行者との速度差が30km/h以下の場合、衝突回避と被害軽減をサポート。

車両に対しては約10km/h以上から作動し、停止車両と自車の速度差が40km/hの場合に衝突回避、被害軽減をしてくれるものだ。

今回、実際にダミーを使って、30km/hで歩行者に向かう体験を行う機会があったが、もちろん直前で警告ブザーが鳴り、自動ブレーキが作動。ブレーキは約2秒後に解除されるが、その安全性能を体感。止まった歩行者はもちろん、歩いている歩行者にも対応するという。

ちなみに人の認識は、直立した人の姿カタチをデータとして蓄積。そのため、腰が大きく曲がった人は認識しにくいとのことだ(認識できる場合もある)。

◆レーダークルーズコントロール

トヨタセーフティセンスPのクルーズコントロールは全車速域追従機能付。高速道路はもちろん一般道でも0km/h~100km/hの範囲で車間距離を保った追従走行が可能。先行車が停車したときは自車も自動停止し、先行車が発進するとアクセル操作、またはスイッチで追従走行を再開する。

日本の道では普通のクルーズコントロールはなかなか使いにくいものだが、この全車速追従型は、特に渋滞時に威力を発揮。実用的な機能と言える。

◆レーンデパーチャーアラート

これはドライバーがウインカー操作なしに車線を逸脱する可能性があると、ブザーとディスプレー表示による警告を行ってくれる機能。さらにそれを回避しやすいようにステアリング操作をサポートしてくれる機能だ。また、車両のふらつきを検知し、休憩をうながす機能も備えている。

オートマチックハイビーム

夜間の安全走行、安全視界をサポートしてくれるオートマチックハイビームもやっと日本で使えるようになった。基本はハイビームで、対向車を検知すると自動でロービームに切り替えてくれる機能である。ロービーム、ハイビームの切り替えの手間を省いてくれる、安全便利機能と言える。

そのほかにも、車線変更時の衝突を回避し安全性を高めるブラインドスポットモニター、巻き込み防止効果もあるインテリジェントクリアランスソナーなど、安全装備の拡充もまた、新型プリウスの商品力の高さを後押しする。

《青山尚暉》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
  3. ホンダ『ヴェゼル』の「RS」グレードを先取り!? インドネシアで新型『HR-V』発売
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る