子どもも運転できる燃料電池車 FC-PIUS、メガウェブに登場[フォトレポート]

自動車 ビジネス 国内マーケット
メガウェブに登場した子ども向け水素燃料電池車『FC-PIUS』
メガウェブに登場した子ども向け水素燃料電池車『FC-PIUS』 全 24 枚 拡大写真

東京・青海のMEGAWEB(メガウェブ)で、12月26日から、子ども向け水素燃料電池車『FC-PIUS』の体験試乗プログラムが実施される。その先行試乗会では、約4kgの水素ボンベを搭載し最高速度5km/hで走る“乗り味”や静かでクリーンな環境性能を体感できた(写真24枚)。

FC-PIUSは、メガウェブで体験運転できるキットカー『PIUS(ピウス)』をベースに、水素と空気中の酸素の化学反応で電気をつくる燃料電池「FCスタック」などを追加したモデル。トヨタ『MIRAI』をモチーフにしたデザインで、MIRAIのキッズ版といった雰囲気。

サイズは全長2535mm、全幅1233mm、全高1070m。水素タンク、FCスタック、モーターなどが付いた全備重量255kgの車体を後輪で駆動させる。車体の右サイドに載る水素タンクとFCスタック(HPFCRD-60400)で、定格360W、瞬間最大500Wの出力を生む。

スイッチをオンにし、レバーを「D」に入れ、サイドブレーキを解き、アクセルを踏み込む。静かにふわっと加速する。計器パネルには速度や回転数がデジタル表示され、バッテリ残量は「5:39」と表示されていた。「満充填の状態で8時間走る」(メガウェブ)という。

途中、90秒に一回、プシュッという音がかすかに聞こえてくる。これは自己加湿(パージ)という機能で、水素と酸素が化学反応したさいに発生する水蒸気を気化させているという。MIRAIのように、水素と酸素の化学反応によって生まれた水が床に落ちることはない。

12月26日からの体験試乗に参加するためには、PIUS走行体験を10回試乗した人に発行されるゴールド免許を取得し、「燃料電池を知ろう」の受講が必要となる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る