【プロショップへ行こう】パート3…車内の音響を改善する切り札とは

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
ホンダ・オデッセイ by lc sound factory(栃木県)
ホンダ・オデッセイ by lc sound factory(栃木県) 全 1 枚 拡大写真

クルマの中で良い音を聴きたいと思ったら、“カーオーディオ・プロショップ”に行こう。“カーオーディオ・プロショップ”に行けば、その思いは叶う。ドライブと音楽はセット。良い音で音楽を聴けたならドライブはもっと楽しくなる。

というわけで、その“カーオーディオ・プロショップ”とはどんなところなのかをご紹介している当連載。先週までは、“カーオーディオ・プロショップ”がカースピーカーを作る達人であることを解説してきた。今週は、“カーオーディオ・プロショップ”のもう1つの側面について解説していく。

今週のテーマは、これだ。

『車室内は、音響的な条件が劣悪…』

本来クルマは、音楽を聴くのに適した場所である。好きな音量で聴くことができ、プライベート空間なので音楽に没入しやすい。景色と音楽がシンクロして、プラスαの感動が得られる場合もある。しかし…。音響的な条件は、あまりよろしくない…。

理由は以下の2点。「左右のスピーカーの中央にリスニングポジションを取れない」、「音が反射・吸収されて周波数特性が乱れがち」、という次第なのだ。

しかし、それを改善するための切り札がある。それは『DSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)』という音響コントロールユニット。これを駆使することにより、音響的なビハインドに対処できる。

“カーオーディオ・プロショップ”は、これを自在に操ることができるのだ。

『DSP』を操作することを『サウンド・チューニング』という。これはカーオーディオにおける楽しむべきポイントでもあるので、ユーザー自身でも積極的に触ってみるべきなのだが、それと並行して、プロによるセッティングデータも確保すべきだ。ユーザーの手には負えない部分も多々ある。プロによって作製されたものをメモリーしておけば、それを指針とすることができる。

例えば、『イコライザー』。車室内の周波数特性の乱れを矯正するために、ハイエンド機では“左右独立31バンドイコライザー”が搭載されている。右チャンネル、左チャンネルをそれぞれを個別に、31バンドにわけて調整しようというのである。クルマの中は、右側と左側で音響的な条件が異なる。右側にはメーターフードがあったり形状が左右で異なるので、反射の条件も左右で変わる。リスナーに対するスピーカーの角度も左右で異なる。角度が異なると聴こえ方も異なる。なので、左右を個別にコントロールする必要が出てくる。そこまでの緻密な操作は、プロでないとこなせない。

製品の性能を引き出すためには、ノウハウを持って取り付けて、ノウハウを持ってチューニングする必要がある。それぞれが不完全だと、せっかくの高額な製品も宝の持ち腐れになってしまう、というわけだ。

今週の結論だ。

「“カーオーディオ・プロショップ”は、サウンドエンジニアでもある」

さて次週は、“カーオーディオ・プロショップ”が気軽に行ける場所であることを解説していく。“専門店”というと敷居の高さを感じるかもしれないが、そんなことはないのだ。次週もお読み逃しなく。

【カーオーディオ・プロショップへ行こう♪】プロショップってどんなとこ? Part.3 『車室内は、音響的な条件が劣悪…』

《太田祥三》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プロボックス』ついに全面刷新か? 見えてきた次期型の進化
  2. 三菱『パジェロ』新型、9月2日にワールドプレミアへ
  3. N-BOXの牙城を崩すか、ダイハツ『タント』反撃へ…次期型はどう進化する?
  4. 日産ノート、「AUTECH LINE」仕様変更…助手席回転シートの選択肢も拡大
  5. 日産エクストレイル改良新型向けに専用開発、IMPULエアロダイナミクスシステム…8月28日発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  4. 日立エナジー、空飛ぶクルマ向け電力インフラ整備へ…Eve Air Mobilityと覚書締結
  5. 三輪ソーラーEV『スリールオータ』、欧州の型式認定取得…記念モデルを限定30台で国内発売
ランキングをもっと見る