2015年秋モデルとして登場した「RX02」シリーズ(CN-RX02WD/RX02D)は、好評だった「RX01」シリーズの基本構造をキャリーオーバーしながら、機能面・音響面でさらなる改良を加えたもの。
安全・安心をサポートする機能として、別売オプションのドライブレコーダー「CA-DR01D」との連携もRX02シリーズの特長のひとつ。高画質モードでは1280×720ピクセルのハイビジョン映像を収録でき、ナビ画面から再生操作ができる。
基本はナビの起動中は常に録画する「常時録画」、上書きされないよう記録する「手動録画」、そして急発進や急ブレーキを加速度センサーが検知すると自動で録画する「イベント録画」という3つのモードを備え、それぞれ再生時にはどの録画モードで収録された映像かがアイコンで示される。記録媒体はmicroSDHCメモリーカード(最大32GB)で、H.264のMP4ファイルとして保存されるので、PCにコピーしての再生も可能だ。
ヴィジュアル面では、従来モデルの「RX01」シリーズから引き継いだブルーレイ再生機能が特長だ。今もって市販ナビでブルーレイドライブを内蔵しているのではパナソニックのみ。パナソニックが自社開発した車載専用のブルーレイディスクプレイヤーを搭載しており、ホーム分野だけでなく自動車用途にもパーツを製造しているノウハウを活かして、高い信頼性を実現しスピーディな読み出しも可能となっている。
ブルーレイの特徴は高画質ももちろんだが、長時間再生にも対応していること。4.7GBのDVDに対して5倍以上の25GBという大容量を実現しており、録画可能時間は約10時間50分。帰省や行楽などのロングドライブでも、1枚のディスクを持っていけば十分に事足りるケースが大部分だろう。パナソニックでは別売りオプションとして、後部座席用のカメラ付きWSVGAモニター「CA-RMC900D」もラインナップしており、リアシートに乗せた子どもやペットの様子をナビ画面上で確認しながら、リアモニターではブルーレイ映像を再生させるといったこともできる。