運気上昇する電車? 京都丹後鉄道「丹後の海」編成、2本目が登場

鉄道 企業動向
12月26日に登場する京都丹後鉄道の特急列車「丹後の海」第1編成(WILLER TRAINS、北近畿タンゴ鉄道、京都府建設交通部交通政策課、京都府商工労働観光部染織・工芸課)
12月26日に登場する京都丹後鉄道の特急列車「丹後の海」第1編成(WILLER TRAINS、北近畿タンゴ鉄道、京都府建設交通部交通政策課、京都府商工労働観光部染織・工芸課) 全 48 枚 拡大写真

WILLER TRAINS、北近畿タンゴ鉄道、京都府は、京都丹後鉄道の特急列車「丹後の海」の2編成目を製作。自由席側に金箔の装飾品を置いた車両は、12月26日から「たんごリレー」「まいづる」「はしだて」などの運用に就く。48枚の写真とともにその変化を比較しよう。

「丹後の海」2編成目のデザインや設計は、1編成目と同様、水戸岡鋭治氏によるもの。これに京都表具協同組合によるアレンジが加えられ、装飾品や額絵、組子細工のデザインなどに違いを持たせた。

京都表具協同組合による装飾品は、パブリックスペース天井部分に施された。その特徴について同組合や鉄道会社はこう伝えている。

「お椀型の曲面に本金箔を施工した。曲面への箔押しは難しいといわれるが、箔と箔の継ぎ目をきれいにそろえ、また、化学変化を起こさないよう、接着と表面コーティングには自然素材の膠(にかわ)を使用した。下から照明をあてることでより一層輝きを増し、贅沢な空間も演出した」

5編成あるKTR8000形気動車のうち2本が藍色になった“たんてつ”の特急列車。車内にある48枚の額絵、窓枠などにある組子細工のデザインも変更が加えられ、「ますます京都らしい趣を感じられる車両となった。本金箔の空間は運気が上昇するといわれ、縁起のよい空間の中で、鉄道の旅を楽しめる」という。運行スケジュールなどは京都丹後鉄道に掲載されている。

《レスポンス編集部》

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