ブリヂストン、ペップボーイズ社の買収額を再び引き上げ…投資家に対抗

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ブリヂストンの米国子会社、ブリヂストン アメリカス は12月24日、ザ ペップ ボーイズ - マニー、モー アンド ジャック(以下、ペップ ボーイズ社)の買収額を、再び引き上げると発表した。

同社は10月26日、ペップ ボーイズ社を買収する契約を締結したと発表。ペップ ボーイズ社は、米国でタイヤ販売などを行っている大手自動車用品小売チェーン。

1921年創業のペップ ボーイズ社は、米国における自動車アフターマーケットの大手。自動車タイヤの販売、整備・補修及び自動車用品の販売を行う小売店を、米国35州とプエルトリコに800店舗以上を展開している。ペップ ボーイズ社の買収は、ブリヂストンが米国に保有する小売店網を、より一層強化するのが目的。

ブリヂストンは12月11日、ペップ ボーイズ社の買収額の引き上げを発表。これは、米国の有名投資家、カール・アイカーン氏への対抗作。同氏はペップ ボーイズ社に独自の買収提案を行い、1株当たりの価格について、ブリヂストンを上回る金額を提示していた。これに対してブリヂストンも、TOB(株式公開買い付け)におけるペップ ボーイズ社の1株当たりの価格を、カール・アイカーン氏に並ぶ価格に引き上げた。

12月24日、ブリヂストンはペップ ボーイズ社の買収額を、再度引き上げると発表。これは12月11日の発表後、カール・アイカーン氏が再び、ブリヂストンを上回る金額を提示したため。今回、ブリヂストンは、アイカーン氏の提示した16.5ドルを上回り、1株当たりの価格を17ドルに設定している。

《森脇稔》

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