【新聞ウォッチ】2015年の軽自動車販売、ダイハツ2年ぶり首位返り咲き

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2015年12月29日付

●五輪効果30兆円、建設費や訪日客が増加、日銀試算(読売・2面)

●人口減にっぽん、支える技術、自動運転未来へ前進、無人タクシー地域の足に(朝日・11面)

●国内新車市場「510万台に」来年度、ホンダ専務が見通し(朝日・11面)

●JR北トンネル火災、復旧きょう以降(産経・20面)

●ダイハツ首位奪還、今年の軽販売、反動減で市場は低迷(日経・7面)

●11月自動車生産6.0%増、17か月ぶりプラス(日経・3面)

●「ヒルズ」にEV充電器394基、森ビルの3施設で(日経・9面)

ひとくちコメント

トップ争いは競馬や駅伝などのスポーツの世界ばかりではないようだ。2015年の国内の軽自動車販売で、ダイハツ工業が2年ぶりに首位に返り咲く見通しだという。

きょうの日経が報じているが、15年1月から11月の累計販売台数は、ダイハツが前年同期比11.0%減の56万2000台、スズキが17.9%減の52万3000台。それが12月25日までの販売台数ではダイハツとスズキの差は5万台近くに広がっており、「ダイハツが逃げ切ったようだ」(日経)という。

また、記事では、4月からの軽自動車税増税前の駆け込み需要の反動で軽市場が低迷。スズキとともに前年比2ケタの販売減が続いているが、ダイハツは車内空間の広い『タント』や9月に発売した新型車『キャスト』がけん引し、スズキよりも小幅の減少にとどめたと伝えている。

昨年(2014年)は、スズキは新年早々、鈴木修会長が「トップを狙う」と宣言し、販売攻勢をかけて8年ぶりに首位の座を奪還したが、今年はモデルチェンジした『ソリオ』などの小型車を強化したこともあり、軽自動車では2年連続でトップを死守することができなかったようだ。

《福田俊之》

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