24日午前5時40分ごろ、静岡県袋井市内の県道を走行していた大型トラックが対向車線側を逆走。対向車線を順走してきたバイクと正面衝突する事故が起きた。この事故でバイクを運転していた52歳の男性が死亡。警察はトラック運転手の男を逮捕している。
静岡県警・袋井署によると、現場は袋井市愛野付近で片側1車線の直線区間。トラックは交差点手前で対向車線側へ進入して逆走。直後に対向車線側を順走してきたバイクと正面衝突した。
衝突によってバイクは転倒。運転していた同市内に在住する52歳の男性は近くの病院へ収容されたが、全身強打でまもなく死亡。トラックを運転していた愛媛県西条市内に在住する28歳の男にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反（過失傷害）の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。
現場の交差点付近は将来的な道路拡幅用に確保した1車線分のスペースがあり、ガードレールで区分されていた。聴取に対して男は「2車線の道路と誤認し、右折のために隣車線へ入った」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。