違反車両追跡の覆面パトカーが事故、車両5台の多重衝突に発展

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12月30日午前11時ごろ、石川県金沢市内の北陸自動車道上り線で、交通違反車両を追跡してきた富山県警の捜査車両が路外に逸脱。後続車が巻き込まれる多重衝突に発展した。交通整理していた隊員がはねられて重傷を負っている。

石川県警・高速隊によると、現場は金沢市宮野町付近で片側2車線の緩やかな右カーブ。富山県警・高速隊の捜査車両(覆面パトカー)は速度超過違反のクルマを追跡していたところ、ハンドル操作を誤って路外に逸脱。道路左側のガードレールに衝突した弾みで横転した。

同乗していた58歳の巡査部長が車外に出て、交通整理をしようとしたが、後続車が次々に追突して車両5台が関係する多重衝突に発展。巡査部長もトラックにはねられ、足を骨折するなどの重傷を負った。巻き込まれた4台の乗員にケガはなく、警察はパトカーを運転していた30歳の巡査長と、トラックの運転者から事情を聞いている。

事故当時、パトカーはサイレンと赤色灯を使用。追跡のために越境していた。警察ではハンドル操作の誤りが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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