気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2016年1月8日付
●株終値423円下げ、1万8000円割れ、年始から4日続落(読売・1面)
●家電ショー、自動車も脚光(読売・10面)
●路線バス 暴走100メートルアパート突っ込む、小金井(朝日・39面)
●中国自動車メーカー、日本法人を設立(産経・10面)
●想定外の円高日本に暗雲も(産経・11面)
●大人になったらなりたいもの「運転士」過去最高4位に(産経・28面)
●現代自、エコカー新車種「HV燃費、プリウス超える」PHV・EVも(日経・9面)
ひとくちコメント
日本の市場ではなじみがうすいブランドだが、韓国の現代自動車(ヒュンダイ)が、エコカー専用の新車種『IONIQ(アイオニック)』を発表したという。
きょうの日経が報じているが、「年内にハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)の3種類を出す」そうだ。
気になるのは現代自動車幹部の話。記事によると「『HVの燃費はトヨタ自動車の新型プリウスを超える』と述べ、先行するトヨタへの対抗心をのぞかせた」と伝えている。
韓国で1月14日に発売する新型のHVは排気量1.6リットルのエンジンとリチウムイオン電池を搭載。価格は2300万ウォン(約230万円)程度からで「鉄よりも軽くて丈夫な超高張力鋼板やアルミニウムを活用、安全性能を確保しつつ車体を軽くして燃費性能を高めた」という。
「新型プリウスの燃費は米環境保護局(EPA)基準で計測したトヨタの推計値で1リットル当たり約21キロメートル(市街地)。現代自はアイオニックの米国基準の燃費を公開していないが、自主計測ではトヨタの公表値を上回ったとしている」(日経)とみている。