ブームの予感? 車内の静粛性をアップする「デッドニング」

自動車 ビジネス 国内マーケット
ブームの予感? 車内静粛性UP施工
ブームの予感? 車内静粛性UP施工 全 4 枚 拡大写真

昨今の自動車メーカー各社では安全性を追求しながら省燃費を目指すクルマが多くラインナップされている。

エンジン設計や空力、そしてアイドリングストップなど色々な方法でエコ対策を行っているのだが、車重増加を防ぐために鉄板が薄くなるなどの軽量化も行われ、その犠牲になるのが車内の静粛性となってしまう。

日常で使用するとき特に気になるのがアイドリングストップで、信号待ちなどエンジンが止まる事でエコには貢献しているのだが、エンジンOFFでの静かさで逆に発進時エンジン再始動のノイズが非常に気になるユーザーも多いはず。他にも走行時のフロアノイズや風切り音、雨の日のルーフノイズなど静粛性を損ねる原因は数多く存在する。以前に比べて買ったクルマの保有年数が延びているという事もあり、そのクルマをいかに快適にするかが注目されていて、今回紹介する車内静粛性アップ施工は急速に広まりつつあるアフタープランなのだ。

デッドニングという言葉をご存じであろうか? カーオーディオの世界では非常に重要な事なのだが、一般的にはあまり知られていない施工内容。このデッドニングというのはクルマの鉄板にブチルやアスファルト系のシートを貼っていき、鉄板の共振を抑えることでノイズの原因となる付帯音を減らしていく施工なのだが、ここ最近ではカーオーディオとは全く関係のない一般ユーザーの施工が急速に増えている。ここでは全国12店舗のグループとなっているサウンドステーションというカーオーディオプロショップが積極的に展開しているプランを元に紹介していく。

施工プランはクルマ全てを施工することも出来るのだが、気になる部分を優先的に施工できるようにフロアー・トランク・ボンネットフード・ルーフ・ピラーと各部ごとに料金が定められている。アイドリングストップ車に人気なのがボンネットフード施工でブチルとアルミが合わさっているシートを貼り込んでいく。施工後はエンジンが数メートル離れたような感覚で非常に効果が高く分かりやすい。施工費用は28,000円(税別、軽自動車)~35,000円(税別、大型車)。ロードノイズに効果が高いフロア施工はフロント部分の施行で55,000円~70,000円と車格によって変わってくるが、もっとも注文が多い施工だという。まずは1ヶ所作業を行って、その効果の高さを体感したユーザーの多くがリピーターとなり別の部分を施行依頼してくるそうだ。

ノイズによるストレスの軽減、静かになる事で会話も楽になる車内静粛アップ施工は今回紹介したサウンドステーショングループだけではなく全国のカーオーディオプロショップで行われているので、当サイトにあるプロショップ検索で近所のお店を見つけて相談して欲しい。

ブームの予感? 車内静粛性UP施工

《藤澤純一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  3. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  4. 日本初のクルマ専用「除湿剤」が登場、最長180日間快適に
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る