ホンダ クロスカブ、リセール価格ランキングで首位...バイク王バイクライフ研究所

モーターサイクル 企業動向
ホンダ・クロスカブ
ホンダ・クロスカブ 全 3 枚 拡大写真

「バイク王バイクライフ研究所」(澤篤史所長)は7日、15年9~11月期を対象とした「リセール・プライス」調査結果を公表。上位10車種の総合ランキングでホンダ『クロスカブ』が首位になったことを明らかにした。

同研究所がオークション売却での落札価格と新車販売価格をもとに「リセール・プライス」をポイント化してランキングした。ポイントは、調査期間中に人気の高かったモデルで、それだけリセールバリューの高く、新車や中古車購入の指針となる。

『スーパーカブ110』がベースとなったクロスカブは、実用性の高いスーパーカブの信頼性をもとに、62.5km/リットルという燃費の良さに、最低地上高を20mmあげて乗りやすさファッション性を高めたモデル。スクーターとは違った個性と乗り味、しかもロータリー式4速ギアながらクラッチがないためAT免許でも乗れる便利さなどから、安定した人気を誇っている。

前期(15年6~8月)首位だったホンダ『モンキー』の獲得ポイント78.5ポイントと比較すると3ポイントほど低いが、すでにクロスカブも3回目の総合ベスト10入りだ。

2位~4位を独占したのはヤマハ『MTシリーズ』。中でも「MT-09 TRACER」は、前回調査(15年6~8月期)と同様に2位。MTシリーズとしては4連続のランクインとなった。同研究所が「今後も注目のモデル」と評したが、トップ10の安定したランクインは、ユーザーがその使い勝手のよさを評価する証かもしれない。

スポーツタイプの人気も上昇している。カワサキ『Ninja250SL』が初のランク入りしたほか、全部で4種類のフルカウルモデルが食い込んだ。調査機関がツーリング・シーズンにあたり、ユーザーのニーズが高まったせいではないかと、研究所は分析する。

総合ランキングは以下の通り
(順位/前回順位/ランクイン回数/メーカーと車種/リセール・プライス)

1位 9/3/ ホンダ・クロスカブ 75.1Pt
2位 7/4/ ヤマハ・MT-07 73.3Pt
3位 2/2/ ヤマハ・MT-09 TRACER 72.9Pt
4位 5/5/ ヤマハ・MT-09 72.1Pt
5位 -/初/ ホンダ・CBR125R 71.9Pt
6位 3/4/ ヤマハ・SEROW250 71.8Pt
7位 6/3/ ホンダ・CBR600RR 71.8Pt
8位 4/3/ ヤマハ・YZF-R25 71.7Pt
9位 -/初/ カワサキ・Ninja 250 SL 71.2Pt
10位 10/3/ ホンダ・CRF250L 70.8Pt

《中島みなみ》

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