【ウェアラブルEXPO】光るドレス、電気回路は接着剤…セメダインの導電ペースト

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セメダインが参考出展した光る着物a
セメダインが参考出展した光る着物a 全 6 枚 拡大写真

 セメダインは13日、東京ビッグサイトで開催中の「ウェアラブルEXPO」で、導電性接着剤に関する展示を行った。

【画像全6枚】

 今回展示された接着剤は、弾性接着剤「スーパーX」に電気伝導性を持たせたもの。低温硬化性に優れ、室温からでも回路を構成することが可能。接着性にも優れており、シリコンゴムや布、紙などにも利用ができる。

 特に、シリコンゴムに回路をプリントした場合には、ゴムの伸び縮みにも回路が追従するのが大きな特徴となる。営業本部 事業戦略室の河野良行課長によると、シリコンゴムに回路を構成できる部材は少なく、導電性接着剤ならではのアドバンテージになるとのことだ。

「シリコンゴムはヘルスケア分野などに活用されており、今後の応用範囲にも期待ができます。ただ、実際のところシリコンゴムに対する接着性を持たせることは、かなりハードルが高く、今回ようやく実現できた形になります」

 会場では無数のLEDチップで光るドレスが参考出展されていたが、ここにも導電性接着剤が利用されているという。ただ、布に導電性接着剤を利用した場合には、その洗濯性についてまだまだ課題が残されているようだ。

「温湿耐久試験を繰り返す中で、湿気や水への耐久性は、むしろ従来よりも優れた製品が開発できました。ただ、洗濯となると、ほかの衣類にからんだり、接触したりすることも考えられるので、現在は補強のためのノウハウを蓄積しているところです」

 セメダインではおよそ4年前から導電性接着剤を手掛けており、回路をプリントするための印刷機などを手掛ける機器メーカーとも協力体制を築いてきた。このようなパートナーも合わせて、製品を提案できる環境は整いつつあるようだ。

 なお、実際にはスマートフォンや太陽パネルなどで、既に同社の導電性接着剤が利用された事例があるという。特に、スマートフォンについては、従来のハンダのように接着に熱を必要とせず、軽量なこと、衝撃などにも強いことが利点となっているようだ。

 同社では導電性接着剤を工業用途に向けて開発したが、今後はウェアラブルな分野にも展開を広めていきたいとのこと。介護や看護分野などにおいてセンサーデバイスの接着を、より簡便な形で提案できるのが強みだと話している。

光るドレスの電気回路は接着剤! セメダインの導電ペースト/ウェアラブルEXPO

《丸田鉄平/HANJO HANJO編集部》

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