若者の「シブヤ的群衆行動」を調査…W杯やハロウィン

エンターテインメント 話題
「シブヤ的群衆行動」統計
「シブヤ的群衆行動」統計 全 4 枚 拡大写真

 NTTアドは、ハロウィーンやサッカーワールドカップ日本代表戦など「共通のテーマでみんなと一緒に盛り上がること」を「シブヤ的群衆行動」と規定し、関東圏在住の16歳~39歳男女を対象としたインターネット調査を実施した。

 2015年のハロウィーンでは、仮装した若者たちが渋谷に集まり、互いに写真を撮り合ってSNSへ投稿するという現象が多く見られた。こうした「みんなで一緒に盛り上がりたい」という志向性が、渋谷のハロウィーンのみならず、ランニングイベントや音楽フェスなどさまざまなトレンドを生み出しているのだという。

 NTTアドの調査では、「シブヤ的群衆行動」参加経験者は全体の43.7%で、女性の割合が高いという結果が出た。参加経験者を「開放的で群れたい派」「開放的だけど群れたくない派」「閉鎖的だけど群れたい派」「閉鎖的で群れたくない派」の4カテゴリーに分類した場合、「閉鎖的だけど群れたい派」がもっとも多かった。

 イベントの種類別に見ると、女性はハロウィーンなどをきっかけとした「シブヤ系」、地元のお祭りなどをきっかけとした「ローカル系」の参加率が高く、男性はサッカーワールドカップ日本代表戦などをきっかけとした「スポーツ系」の参加率が高いという結果が出た。参加目的は、女性は一緒に参加した仲間とさらに関係を深めること、男性はストレスの発散が主目的としてあがっている。

 また、「シブヤ的群衆行動」には、「仮装」や「サムライブルーのユニフォーム」など共通の記号が存在しており、それらを身に着けた写真をSNSへ投稿することにより、瞬時に「リア充」を演出できるのではないかという。これらの調査結果から、「シブヤ的群衆行動」とは自分を「リア充」に見せたい若者たちにとって、効率的なイベントであることがわかる。

 NTTアドでは、2015年のハロウィーンのようすや音楽フェス、ランニングイベントへの取材を加えた調査レポート「空気読本vol.16~『シブヤ』が欲しい若者たち/今、若者たちの間で広がる『シブヤ的群衆行動』とは?」をWebサイトで公開している。

なぜ集まる?若者の「シブヤ的群衆行動」を調査…W杯やハロウィン

《森井ゆか》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  3. カワサキ『Ninja ZX-25RR』を日本初導入、価格は105万2700円 スタンダード版「25R」は廃止
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る