【東京オートサロン16】 ロードスター 専用リアウィングは機能満載…データシステム

自動車 ニューモデル モーターショー
データシステムは特製リアウィングを装着した、マツダ ロードスターを出展
データシステムは特製リアウィングを装着した、マツダ ロードスターを出展 全 20 枚 拡大写真

データシステムのブースに展示中のマツダ『ロードスター』には、同社の参考出品となる特製リアウィングが装着されている。このリアウィングはただの空力・ドレスアップパーツではない。

よくみると、ウィングの装着にともない純正のハイマウントブレーキランプがウィング下部に移設、ループアンテナはウィング内部に装着され、リアフェンダーに仕込まれたアンテナもなくなっている。さらに、ウィングのセンターにはリアビューカメラが取り付けられている、マルチファンクションリアウィングとでも呼べる製品だった。

ロードスターにリアビューカメラを取り付けるとしたら、バンパー内側、ナンバープレートの上あたりにステーで取り付けるしかない。さもなくば、リアトランクリッドに取り付けることになるが、センターにはエンブレムがありオフセットさせないと装着できない。そもそも、しなやかな曲線美を誇るロードスターのリアにカメラの出っ張りはあり得ないだろう。

そこでディーラーなどで純正装着を依頼するとバンパー内部となる。オーナーならわかるかもしれないが、この位置だとそのまま地面が見えることになり、バンパーなど車の後部エッジ部分の見切りができない。リアビューカメラの効果が半減してしまう。

この問題は、データシステムのリアウィングが解決してくれる。カメラはウィング下部のセンターに取り付けられ、バンパー部分も俯瞰でみることができ、バックの車庫入れなども安心だ。ロープロファイルのウィングの下側なのでカメラは目立たないが、ブレーキランプの視認性は変わらない。

参考出品とのことで市販の計画について、データシステム 広報宣伝部の川田正尚部長に聞いてみた。それによると、製品としての開発は、車検対応も含めてほぼ終わっているが、ハイマウントブレーキランプ・アンテナの移設が必要なため、販売、取り付け方法などをどうするかを詰めている段階だという。また、ウィングだけほしい人、アンテナは純正でよい人、などさまざまなニーズに対応すべく、商品構成や価格なども検討中とのことで、市販する意向はあるがまだ未定としかいえないそうだ。

ロードスター関係の製品では、ウルトラスエードを使った内装キット(ドア、コンソール、ステアリング、シフトノブ、ハンドブレーキまわりなど)、オリジナルフロントスポイラーもデモカ―として展示してあり、これらは春ごろをめどに発売準備中となっている。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る