【東京オートサロン16】ルーフデザインにこだわり…コペン ローブ シューティングブレーク

自動車 ニューモデル モーターショー
ダイハツ コペン ローブ シューティングブレーク コンセプト
ダイハツ コペン ローブ シューティングブレーク コンセプト 全 8 枚 拡大写真

ダイハツが東京オートサロン2016に出展した『コペン ローブ シューティングブレークコンセプト』は、『コペン ローブ』をベースにテールゲートとルーフを取り付け、ワゴン風に仕上げたモデルだ。

【画像全8枚】

「ルーフがかなり伸びるのでその処理の仕方はこだわった」とは、同社デザイン部デザイン室副主任の井上治郎さんの弁。「しっかりと荷室空間を取れるようなルーフを処理しながらも、面の処理はこだわっている」という。

具体的には、「きれいな丸みを帯びつつもワイド方向にできるだけ広げた」と井上さん。しかし、コペンのショルダーラインはいわばキモとなるもの。このクルマもショルダーがしっかり見えないとコペンらしいボリュームが見えない。「ルーフをワイド方向に伸ばしすぎるとショルダーラインのこの特徴が消えてしまい、狭めると開口空間や荷室が狭くなる。そのバランスをとるのが大変だった」と井上さんはいう。

また、同社デザイン部チーフデザイナーの和田広文さんは、「シューティングブレークというと本来は大型クーペをベースとしたものだが、軽でこの考えを表現するとどうなるかにトライした。2シーターの小さなスポーツカーで、荷物を積めるクルマだが、バンになってしまってはダメで、普通の2BOXになっても嫌だと思った」とコメント。

そのほか、コペン ローブをベースとしながらも、「テールランプは赤く点灯する箇所を少し変え、エアアウトレットのように見せているほか、アルミホイールもローブをベースに、シルバーに塗られている箇所をガンメタリックにするなどで、表情を大幅に変えている」と和田さん。そういったところを少しずつ変更することで、「(実際には3つのパネルを変更しただけだが)全体で雰囲気をうまく醸し出している」と述べた。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 「ランクルと戦える」日産の大型SUV『パトロール』日本発売へ、SNSでは「売れるんじゃないか?」と期待の声
  3. モチーフはピックアップトラック、『ジムニーシエラ/ノマド』用の新型フェイスキット「CH:AMP」が登場
  4. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
  5. 38kg軽量化とダウンフォース3倍増を実現! 無限『シビックタイプR』用「Group.B」パーツ群が発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る