スズキ鈴木社長、「インド市場での一番重要なポイントは販売網の構築」

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スズキの鈴木俊宏社長
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スズキの鈴木俊宏社長は1月21日、都内で記者会見を開いた。その席上、インド市場について「日本の市場環境がよくないということで、今は本当にインドが大黒柱だと思っている」と述べ、その市場では絶対に負けられないという姿勢を見せた。

スズキはインドでシェア約47%と圧倒的な強さを誇る。その理由について、鈴木社長は「やはり市場とともに拡大してきたこと。1983~84年の段階で年間の生産台数が2万台だったが、それがここ数年は130万台を超える規模になってきた。これはひとえに市場の発展とともにマルチスズキが一緒にやってきたことが大きいと思う」と話す。

まさしくインド市場はスズキが中心になって育ててきたわけだが、現在、その市場は注目され、世界中のいろいろなメーカーが参入してきている。そのため、今後は競争が一層激しくなる見通しだ。

もちろん鈴木社長はそれを十分承知しており、今の地位を維持するために布石を打とうしている。「インドで最も重要なのは、販売網をいかにしっかりと構築していくかだと思う。それに応える商品づくりももちろんあるが、やはり営業拠点を全国土において設置し、機能を充実させることが一番重要なポイントではないかと思う」と鈴木社長。

現在、スズキはインドに約3000店の販売店を持っているが、今後はさらに増やしていき、同時に既存店の販売網に対して車を売ることに対して成熟させていく取り組みを行う計画だ。

《山田清志》

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