マイカー燃費&メンテナンス管理サービスの「e燃費」は1月25日、過去半年間の燃費投稿を元にしたディーゼル車の実燃費ランキングを発表した。対象となる燃費投稿数は2万281で、ユーザー数は1104(国産車/輸入車総計)。
その結果によると、輸入車部門でボルボ『V40』の「D4」が16.2km/リットル、国産車部門ではマツダ『デミオ』の「XD」が19.5km/リットルでそれぞれ1位となった。
◆ボルボ V40が輸入車ディーゼル実燃費トップ
輸入車部門は、先んじて日本市場に導入されているBMW『3シリーズ 』のクリーンディーゼルエンジン搭載モデル搭載「320d ブルーパフォーマンス」(セダン:15.5kmリットル、ツーリング:14.9km/リットル)をV40 D4が上回った。トップの理由としては、Cセグメントクラスのコンパクトなボディサイズに加えて、輸入ブランドでありながらデンソー製のインジェクターやアイシンAW製の高効率8速ATを組み合わるなど、日本のサプライヤーの部品を数多く採用するなどして、優れた経済性を実現した、とe燃費では分析。V40 D4と同じパワートレーンを搭載する『V60 D4』も4位に食い込むなど、ボルボ勢の健闘が光る結果となった。
5位以下はBMW『5シリーズ』(13.4km/リットル)やメルセデスベンツ『Eクラス』(12.8km/リットル)といった大型/高級車や、SUVなども上位に食い込む結果となっている。
◆国産部門はマツダ勢強し
国産車部門は、コンパクト~ミドルクラスのモデルに幅広くクリーンディーゼルエンジン(「SKYACTIV-D」)を搭載するマツダが上位を占めた。デミオの19.5km/リットルを筆頭に、『CX-3』(18.4km/リットル)、『CX-5』(15.9km/リットル)、『アクセラスポーツ』(15.1km/リットル)、『アテンザセダン』(14.7km/リットル)、『アテンザワゴン』(12.8km/リットル)とトップ6を独占した。
e燃費によれば、ハイブリッド車や小排気量過給エンジンなどのエコカーとクリーンディーゼル搭載車との際だって異なる傾向として、「カタログ燃費達成率の高さ」「燃費のばらつきの少なさ」があると指摘。e燃費の投稿データを元にした分析では「クリーンディーゼル搭載車は道路環境や天候・気温などの外部環境要因、またドライバーの運転技量による燃費変動が小さい」ことが明らかになっているという。