三陸鉄道の「さんりくしおかぜ」が3月31日限りで引退…三鉄最初のお座敷車

鉄道 企業動向

三陸鉄道は1月25日、お座敷車両の「さんりくしおかぜ」が3月31日限りで引退すると発表した。

同車は1984年の三陸鉄道開業時から在籍していた36-110を2002年に改造し36-2110としたもの。三陸鉄道初のお座敷車両だった。2005年からは「こたつ列車」として運行されるようになったが、2014年に登場した新型お座敷車の「さんりくはまかぜ」にその役目を譲っていた。

この引退に伴い、3月5・6・12・13・20・21・26・27日には「さんりくしおかぜ」がひさしぶりに「こたつ列車」として運行される。時刻は久慈12時13分発~宮古13時54分着、宮古15時05分発~久慈16時46分着。

一方、「さんりくしおかぜ」を使用したイベント列車『しおさいのメモリーズ号』も3月19日の運行が最後となる。時刻は田野畑折返しで久慈11時20分発~久慈13時50分着、久慈14時50分発~久慈17時50分着。

また、引退前の3日間は「さんりくしおかぜプレミアムファイル」と称したイベント列車が運行される。時刻は田野畑折返しで久慈11時20分発~久慈13時30分着。

乗車にはいずれも三陸鉄道本社まで申込みが必要。「さんりくしおかぜプレミアムファイル」は2月1日9時から受付が開始され40人を募集。受付は定員に満たなくても3月25日に締め切られる。旅行代金は4500円。3月31日には掲出したヘッドマーク1枚をオークション形式で販売。「さんりくしおかぜ」竣工図などのプレゼントもある。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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