BMWジャパン「500万円台は最量販価格帯」…PHV投入で

自動車 ニューモデル 新型車
BMW 330e
BMW 330e 全 16 枚 拡大写真

ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)はプラグインハイブリッドモデルの、『330e』と『225xeアクティブツアラー』を発表。戦略的な価格設定により、多くのユーザーにBMWのプラグインハイブリッドを提供することで、CO2排出量の低減に貢献するという。

330eの価格設定は554万円から。クリーンディーゼルと比較をすると、約48万円高だ。同社BMWブランド・マネジメントディビジョンプロダクト・マーケティングマネジャーの岡田裕治氏によると、「これにより、BMW 3シリーズは環境に対応した3つのパワートレインすべてを 500万円台で選択できる唯一のモデルになった」という。

この500万円台の意味について岡田氏は、「BMWの最量販の価格帯がこの 500万円台なのだ。この最量販の価格帯にプラグインハイブリッドモデルを導入し、より多くのユーザーに BMWのプラグインハイブリッドを乗ってもうことで、CO2排出量の低減を図りたい」とコメント。

2シリーズアクティブツアラーも、「戦略的に500万円を切る価格をスタートポイントとして設定した」とし、「コンパクトセグメントにおいて、広々とした室内空間をもつ唯一のプラグインハイブリッドモデルであることから、この価格付けにより、他の輸入車コンパクトセグメントのプラグインハイブリッドモデルに対しても圧倒的な価格優位性を実現している」と自信を見せる。

岡田氏は、「最量販の価格帯に環境エンジンを投入するという価格政策の考え方は、クリーンディーゼルでも同様だ」と述べる。そして、「環境性能の高いモデルを開発し投入しただけでは十分ではなく、そのモデルを最量販帯で販売して初めて導入の意義が実現できると考えている」と話す。

そして、BMWのプラグインハイブリッドモデルの特徴について、「単にゼロエミッション走行が可能で、環境に優しいというだけではない。BMWのブランドスローガンに代表される駆け抜ける喜び。この卓越した運動性能を環境性能と同時に高次元で実現している」と説明した。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る